座間神社内の伊奴寝子社
2018年、新しい年を迎えました。本来神聖な場としてペットを連れての初詣は避けられがちですが、ペットと一緒に祈願できる神社があります。人と同じように七五三等もでき、愛好家から人気に。戌(いぬ)年の今年、参拝に出掛けませんか。

専用の肩掛けをしてペットの健康等、祈願を受けられる伊奴寝子社
〝口コミ〟で広がり遠方からの参拝も

地元の多くの人が訪れる本殿
座間市座間1の3437、座間神社(電046・251・0245)内、本殿裏手にある伊奴寝子(いぬねこ)社はペットを連れて祈願ができる場所として、愛好家の間で話題になっています。
かつて養蚕が盛んだった座間地区で、養蚕業をはじめ人々の生活を支える家畜等の動物の守り神を祭った近所の蚕神社を、6年前にペットと一緒に健康や幸せを願うことのできる神社として神社境内に創設したもの。

犬の顔形絵馬、ペット用お守りもそろいます
「普段は犬の散歩コースの途中で気軽に立ち寄る人がいます」と宮司の山本俊昭さん。ペット専用の肩掛けを着け、神職が通常の祈願と同じようにお払いをして祝詞を上げるのが特徴。七五三等もできることから〝口コミ〞で次第に広がり、遠方から晴れ着を着た犬や猫を連れて訪れる飼い主の姿が見られるそうです。狛犬代わりの犬、猫像を「願いがかなう」とさすっていくことも。飼い主の思いを酌み、茅の輪をくぐる、夏越や師走の大祓もペットと一緒にできる他、身代わり人形の形代(かたしろ)も犬・猫形を用意。
本殿社務所では交通安全、健康長寿祈願のペット用お守りを用意。首輪にぶら下げることができて車のライトに反射するものや連絡先が入れられるものもあります。今年は戌年なので、絵馬の形は犬の顔をかたどっていて犬好きならずとも顔がほころびます。1月21日午前11時は境内で「筆まつり」。使用済み鉛筆、書き初め等を持参し、学業成就、合格祈願等のおたきあげをします