デジタルカメラ、ゲーム機等の小型家電には、鉄や銅、金や銀といった貴金属の他、レアメタルといわれる希少な金属等の鉱物が含まれています。“都市鉱山”といわれる使用済み小型家電をリサイクルし、有効に活用するため、昨年4月から「小型家電リサイクル法」が施行されて1年が経過。各市で設置されている15×30センチの投入口に入る小型家電回収ボックスの現状について聞きました。
■町田市=写真(1)(電042・797・0530=環境資源部3R推進課)
環境省が指定するガイドラインの特定対象品目であるリモコン、ドライヤー、懐中電灯、時計、ラジオ、タブレット型情報端末等の電池やバッテリーは外したものを回収します。携帯電話やパソコンは対象外。
同市では毎月平均400キロが回収されています。回収ボックスは市庁舎や各市民センター、各駅前連絡所に設置。各リサイクル広場では持ち込みできる食器類やビデオテープも無料で回収しています。
■相模原市=写真(2)(電同769・8245=資源循環推進課)
昨年3月から環境省のモデル事業として専用の回収ボックスでスタートし、4月以降は市のモデル事業に。小型家電の回収は現在、16品目。回収量が月平均1トンを越えるほど市民に浸透してきています。今後は小型家電の品目についても増やしていくことを検討。
昨年秋に伊勢丹相模原店、青山学院大学、相模女子大学に専用の回収ボックスを設置。今年3月には相模台まちづくりセンターにも設けられ、市内20カ所に増えました。
■座間市=写真(3)(電046・252・7985=資源対策課)
同市マスコットキャラクター、ざまりんが目印の回収ボックスは、市役所内の2カ所とクリーンセンターやノジマ座間店、3月にはピアゴ座間店にも設置。買い物のついでに利用できるようになり、より身近に。
リサイクルや分別ごみ等の理解を広めようと、定期的にイベントを開催中。17日は親子向けの講座。ざまりんが描かれたごみ収集車に乗れる他、ごみについての紙芝居やリサイクル釣りゲーム等学べる内容も。
■大和市=写真(4)(電同260・5497=環境農政部環境総務課廃棄物対策担当)
デジタルカメラや電気シェーバー、電子辞書等13品目が対象です。回収率の高い携帯電話は、専用の投入口が設けられています。
専用の回収ボックスを4月に設置した、ぷらっと中央林間、しらかしのいえを含め、市役所や学習センター等公共施設14カ所に。
4月からは再資源化を目的とした、レアメタル等リサイクル素材のピックアップ回収にも力を入れています。