小学校の授業数が増え、難しくなっている教育環境で、タブレット市場が拡大。学習におけるタブレット端末使用に注目が集まり、小学校の授業をはじめ、学習塾や通信教育の小学生コースにタブレットを導入する動きが見られます。全国規模で学習塾を展開する学研教室では昨年春から、小学生向け、さらに今年から中学生向けの「学研iコース」をスタートさせました。
学研iコースでは、これまでの週2回の教室学習と家庭での学習用向けに、専用タブレット「マナボード」を導入しました。
インターネットに接続して学習を行う「マナボード」は衝撃に強く、セキュリティー使用者制限等の管理機能が付いているのも安心。家庭学習用に貸し出されたタブレットは6か月コースを継続すると、プレゼントされるシステムです。
コンテンツは算数、国語、英語他があり「がっけんぐるみ」「ニューワイド学習百科事典」「学習電子図書館」等が満載です。算数デジタル解説では展開図の動画やナレーション解説、国語辞典では映像や音で楽しみながら学べる等も。ゲームのような操作感で子供の興味や好奇心を刺激し、勉強への意欲を引き出すことになり、自学自習力を育成し、やる気アップ、学力アップを目指します。
「マナボード」をいち早く取り入れた学研三輪緑山教室では、小学生対象に算数と国語、英語を指導。学校の授業と家庭学習、塾のトライアングルで、考える力を育てています。家庭で「マナボード」を使って学習した履歴は、指導者のタブレットで管理されているので、指導者に見守られながら学習を進めることができます。
同教室では「マナボード」を利用して、分からないことを調べる授業も行っています。「文章題が苦手な子供でも1つずつ納得しながら進めて、できるようになっていますよ」と講師の船橋淑恵さんは話します。
また、昨年は夏休みの課題として、百科事典のコンテンツを使ってかるたを作った子供がいたそうです。「子供達を信じて、待つことが大切だと思います。学習に興味が湧き、分かるようになると、自然に成績も上向きになるものです」とも。
「学研iコース」の教室についての問い合わせは、学研教室町田事務局(電0120・889100)へ。