もうすぐ桜の季節がやってきます。開花宣言や満開情報が話題になり、咲いたときだけでなく散り行くはかなさも人々から愛されている花です。近隣で見られる珍しい種類や、お薦めのスポットを紹介。今年の花見は少し足を延ばして、出掛けてみませんか(写真は町田、相模原、座間、大和の各市提供)。
【町田市】
◆尾根緑道 延長6500メートルの緑道にはソメイヨシノやヤマザクラを含めて19種類、約450本の桜があります。3月くらいからは早咲きのトウカイザクラ、カンヒザクラ、下旬からはエドヒガン、ベニシダレ等が咲きます。4月には八重咲きの濃いピンク色のヨウキヒ(写真1)はじめ、淡紅色のカタオカザクラといった遅咲きの桜が見られます。
また下旬から咲く黄緑色の珍しい花のギョイコウ(同2)、一重の白いスルガダイニオイは香りも楽しめます。
【相模原市】
◆鹿沼公園(淵野辺駅南口近く)=同3 ソメイヨシノを中心に、約100本が植栽されています。白鳥等の生物が生息する公園の真ん中にある池は、伝承の巨人「デイダラボッチ」が富士山を担いで運ぼうとしたときにできた足跡という言い伝えも。ベンチに座ってのんびり花見が楽しめます。
【座間市】
◆相武台前駅~座間駅間=同4 小田急線の相武台前駅から座間駅までの間に桜並木を見ることができます。電車からの眺めは、いきものがかりの「SAKURA」という曲の歌詞にある「小田急線の窓から今年もサクラが見える」というフレーズを思い浮かべそうな風景が広がります。
【大和市】
◆さくらの散歩道(つきみ野)=同5 国内初の近代水道として1887年に完成した横浜水道のルートのうち、大和市北部を通る約1.7キロを「さくらの散歩道」と名付け、緑道として整備。八重桜を中心に、黄色い花のウコンザクラ等、種類も多く、それぞれ開花時期が違うので長く花を楽しむことができます。