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Channel: 町田・相模原版 –ショッパーWEB
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観光交流の拠点が小野路にオープン 小野路宿里山交流館

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旅籠だった旧家屋を改修して整備

多摩丘陵の原風景を今に残す、町田市北部の小野路地域。江戸時代には、大山街道の宿場町としてにぎわった小野路宿がありました。その中の一軒の旅籠(はたご)を改修した交流館が、小野路の歴史や文化、地域の人々が触れ合える拠点として9月29日にオープン。観光交流はもちろん、近くの里山を散策する際の休憩施設としても利用できます。
敷地内は、江戸時代ににぎわった旅籠の風情を感じさせます

敷地内は、江戸時代ににぎわった旅籠の風情を感じさせます

小野路宿にあった6件の旅籠の一つである旧「角屋」を改修した小野路宿里山交流館。江戸時代の旅籠の風情を感じさせる敷地内には、庭園を囲むように主屋、土蔵、製茶場、味噌蔵、長屋門等があります。

「ゆったりとした時間が流れている時空を超えたような空間です。心身ともにリラックスして過ごしていただきたい」と、施設を運営する小野路街づくりの会の理事長を務める山崎凱史さん。

主屋や土蔵、製茶場、味噌蔵等、見どころもたくさんあります

主屋や土蔵、製茶場、味噌蔵等、見どころもたくさんあります

主屋は関東大震災で倒壊を免れた木造2階建ての建物で、既存の構造形式を再利用しています。小野路うどんや、里山コロッケ等の地元産の軽食、コーヒーセット他を提供する交流スペース、散策コースやハイキングガイド等を提供する情報コーナー、近隣農家の野菜や工芸品が並ぶ物産販売コーナーの他、予約制で貸し出し利用ができる和室2室があります。

隣にある土蔵は、地域の歴史、文化等をテーマにした企画展を定期的に開催する展示ギャラリーです。老朽化が進んでいたため新築した製茶場には、かまどを設置。うどん、まんじゅう作り等の体験教室を行います。

整備が進む小野路宿通りは、電線を地下化する計画もあるそうです

整備が進む小野路宿通りは、電線を地下化する計画もあるそうです

10月の連休には、1日400人以上が来館したほど好評でした。周囲の里山が色付くこれからの紅葉シーズンには、庭のモミジの木を囲んで、焼き芋を焼いたり、地域の物産等を販売する「紅葉まつり」を行う予定もあります。

町田市小野路町888の1、小野神社前バス停近く。営業午前9時~午後5時。無休。入場無料。電042・860・4835


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