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Channel: 町田・相模原版 –ショッパーWEB
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心を込めて写経をしよう 20周年を迎えたショッパー写経の会

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この夏に都内では、高野山や比叡山等で実際に行われている仏教体験イベントが開かれました。写経コーナーでは、僧侶による写経の心得や作法の指導が行われ気軽に体験することができると、働く女性やサラリーマンに人気だったようです。地元では20周年を迎えたショッパー写経の会が、町田市野津田町の野津田薬師堂で、10月10日に開かれます。
心を静め、願いを込めて写経に臨みます

心を静め、願いを込めて写経に臨みます

毎年、春と秋の2回開催されるショッパー写経の会。始めたきっかけは30年くらい前に高野山・金剛峯寺の写経運動の一つとして、写経を行っていた町田市野津田町の華嚴院との出合いから。20年間で約2000人が参加しました。

同院が管理する写経会場の野津田薬師堂は、平成10年に東京都指定名勝に指定された薬師池公園内にあります。通常は一般公開していませんが、10月31日~11月8日に「東京文化財ウィーク」の特別公開期間中だけ無料で拝観できます。

明治時代に再建された堂の中には、町田市内で最も古い木仏像として町田市文化財指定された秘仏、薬師如来をはじめ日光菩薩(ぼさつ)、月光菩薩等、全部で15体の仏像がまつられ、天井には狩野信矩による見事な龍と天女が描かれています。

自然豊かな薬師池公園内にたたずむ野津田薬師堂

自然豊かな薬師池公園内にたたずむ野津田薬師堂

堂内には写経用の机、墨やすずり、道具をそろえてありますが、暗いことがネックに。写経に適した環境づくりと、天井画を守るために美術用の特殊な蛍光灯が付けられました。その後、屋根の改装や洗面所の増築が行われ、利用しやすくリニューアルも。

写経の会は午前10時と午後1時半からで、各回30人を募集中です。華嚴院の住職から願意や写経の心構え、注意点についての話しの後、墨をすりながら心を落ち着け、集中して般若心経を書き写していきます。きれいに書くことが目的ではなく、心を込めて丁寧に書くことが大切。今までには夫婦円満、愛犬供養、永遠の愛等の願いを込めて写経をした人もいたそうです。

写経後には住職を囲んで、茶菓子付きの接待もあります。参加費は高野山への納経料、写経用紙代、茶菓子料などを含め3000円です。申し込みは主催の東京新聞ショッパー社(電042・725・5997)へ。


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