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Channel: 町田・相模原版 –ショッパーWEB
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町田オペラ小劇場創設5周年記念で オペラ「アイーダ」上演

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8月5日町田市民フォーラムで

「町田にオペラを根付かせたい」と立ち上げた団体、町田オペラ小劇場が、創設5周年を記念して、8月5日に町田市民フォーラムで「アイーダ」を上演。大傑作といわれ、壮大なスケールで演じられることで知られる歌劇ですが、オペラに対する思いを存分に込め、独自のアイデアで、ここでしか見られない作品を作り上げています。

アイーダ役(夜公演)の刈田享子さんを囲み、仮衣装で稽古する出演者達

アイーダ役(夜公演)の刈田享子さんを囲み、仮衣装で稽古する出演者達


柴田音楽事務所代表の柴田素光さんは、東京声専音楽学校(現昭和音楽大学)卒業。市内の日本料理店で童謡、唱歌コンサートや、オペラ歌手を招いて「お座敷オペラ」のミニ公演を重ねた経験から、町田でオペラに親しむ人をもっと増やし、浸透させたいと同団体を発足させることを決意。同市や近隣の公民館他で稽古を行い、これまで「仮面舞踏会」「リゴレット」他を上演。手軽な1000円コンサートも毎月開催し、着実にファンを増やしてきました。

今回の「アイーダ」は、「椿姫」「マクベス」等を作曲したジュゼッペ・ヴェルディの集大成ともいえる作品。「カイロ歌劇場のこけら落としのために作られ、祝典的な意味が込められたものなので、5周年という節目の演目に選びました」と柴田さん。

古代エジプト時代、2つの国に引き裂かれた男女の悲恋の物語。演出を担当する榎本弘志さんは「物語全体は“閉塞(へいそく)感”や、登場人物の心の葛藤を表現するため、セットは抽象的に作っています」と見どころの1つを紹介。決して広くない舞台で、出演者がより引き立つようにプロジェクターで巨大なスフィンクスを映したり、音響を工夫したりとアイデアが光ります。

1月に上演されたオペラ「椿姫」=町田市民フォーラム

1月に上演されたオペラ「椿姫」=町田市民フォーラム

サッカー日本代表の応援歌としても知られる「凱旋行進曲」は、アイーダの2幕の曲。「どういう場面で使われているのかを、実際に見てほしい」とも。 「マイクを使わずに自らの声で客を魅了するのが、時代を経ても変わらないオペラの素晴らしさです。今回は“声同士が火花を散らす”そんな醍醐味(だいごみ)を味わえると思います」と柴田さんは語ります。

午後2時と6時半。全席自由3000円です。申し込みはショッパーチケットサービス(電042・725・5997)へ。


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