家族の一員として大切なペット。健康を保ち、長く一緒に暮らすために、ホームドクターは心強い存在です。町田で35年間、地域密着型の暖かい医療サービスを念頭に獣医療を提供してきた動物病院が、この春リニューアルオープン。次代の獣医師もスタッフに加え、親身な診療を行っています。
白を基調に濃紺とオレンジ色を配したモダンな外観の建物に新装した、町田市中町2の15、町田街道沿いのモリヤ動物病院中町センター病院(電042・726・1500)。1978年に森谷孝雄院長が町田市に開院し、現在は隣接市のつきみ野、相模大野にも病院を展開しています。
院長とともに2人の娘が獣医師として活躍。長女の菜穂子さんが中町センターで、今春からは次女の彩子さんも加わり、つきみ野病院で診察に当たっています。2人とも子どものころから仕事をする父親の姿を間近に見て「自然にこの道を選んだ」と言います。
「先生と患者というよそよそしい距離感ではなく、言いたいことや多少の無理も言ってもらえる身近な存在でありたい」と菜穂子さん。そんな誠意が来院する人に伝わり、指名の診察が入ることもあるそうで「ありがたく、うれしい」と話します。診察へ向き合う姿勢を「まずは・自分の飼っているわんちゃんだったら・と常に考えるようにしている」と語る彩子さん。姉妹で身近なホームドクターとしての・バトン・を受け継いでいきます。
リニューアルした中町センター病院は「明るく、広めに造った」とのこと。2室ある診察室は、カートに乗せたままの犬や大型犬も余裕を持って入れます。ICU室、オペ室、検査室等も設置。
「ペットも寿命が延び、老齢化していることから、腫瘍や心臓病、腎臓病など人と同じ病気が増えている」と菜穂子さん。それらの診断に役立つ、電子内視鏡、超音波診断装置、デジタルレントゲン装置や、血液分析器等の検査機器などの設備を整えています。
病気の早期発見、重症化を防ぐために勧めるのが健康診断。「犬や猫の1年は人間の5年に相当するので、年1回の受診でも多過ぎることはない。予約不要なので空いた時間に連れて来てもらえたら」と言います。血液、レントゲン、超音波、尿の検査がフルコースで、各単体での受診も可。預け代不要で、朝預けて夕方の迎えの際に、ゆっくり診断結果を聞くこともできます。
診察の他、トリミング、ホテル、デイサービスも行っています。またHPでは特典のある各種キャンペーンの案内もしています。