本格的な料理を食べながら酒が楽しめる立ち飲み洋風居酒屋、バルが若い女性達の話題に。周辺でも気軽に寄れる立ち飲み店が増え、最近では居酒屋も女性が利用しやすく、しゃれた雰囲気に変化してきました。仕事帰りや、1・5次会でのショート利用が増えています。開店1周年を迎えて、酒好きに人気の立ち飲み居酒屋があります。
酒の魅力を発信・酒好きが集まる場として利用

いぶりがっこととびこの食感が楽しめる黄金ポテトサラダを〝アテ〟に女子会
「酒を呑める、買える、楽しめる」をコンセプトにした町田市中町1の1の4のスタイリッシュな立ち飲み屋、蔵家SAKE LABO。同市木曽にある酒屋、リカーポート蔵家のフラッグシップ店としてオープンし、8月で1周年を迎えました。同店代表の浅沼芳征さんは「蔵元や生産者の酒に対する情熱を発信する場、酒好きが集まりコミュニケーションできる場にしたい」と、店に込めた思いを話します。
木の温もりを感じるカウンターにアンティーク調の照明とコンクリートの壁とのコントラストがしゃれた空間で、女性が1人でも入りやすい雰囲気になっています。
全国の取引先の蔵元から、定番や季節のこだわりの日本酒、焼酎、ワインが週替わりで入荷。酒は45㍉㍑200円前後から用意。「全国の頑張る蔵元と一緒に酒の普及ができれば」と浅沼さんは話します。
秋は長野県の「神渡 豊香 秋あがり別囲 純米」や高知県の「酔鯨 秋あがり純米吟醸吟麗」等といった蔵元から直接仕入れた珍しい日本酒がそろいます。酸化防止サーバーで管理した日本酒やワインは自分で注ぐことができ、飲み比べも楽しめると好評です。

人気のおつまみ3種盛り合わせはじめ季節で酒にあう〝アテ〟がいろいろ
酒屋ならではの〝創作のアテ〞も各種。仕込みごとに酒かすの種類が変わる「酒粕もつ煮込み」230円は人気。ワインに合う「らっきょパルメザン」や「アボカドの浅漬け」は各200円。低温調理のレバー・ハツ・タンはじめ、馬肉マイスターが〝極選〞した馬肉生ハムや馬ハラミのローストも酒に合うと評判。10月からは、ショウガじょうゆで食べる合わせだしのおでん盛り390円も登場します。季節に合わせた〝アテ〞も楽しみの一つです。
「弊社は飲食店という意識ではなく、プロモーション店として飲食店オーナーにも来店し試飲いただき、さまざまな角度から酒の提案をさせていただければ」と浅沼さん。また蔵家クラブ会員向けには、酒蔵見学やセミナー、料理教室等のイベントを開いています。「酒を通してコミュニケーションを広げ、日常を豊かで楽しいものにし、さらに町全体を盛り上げていきたい」と夢を膨らませます。 壁面には酒類が並び、飲んだ酒やつまみの販売もしています。
営業物販午後2時(飲食5 時)〜11時。無休。電042・709・3628。