クリスマス気分を盛り上げる、きらびやかなリースもすてきですが、近くの森や自宅の庭等で手に入る、この時季ならではの自然の材料を使って手作りするリースも、派手さはありませんが温もりがあるものです。福祉作業所で園芸を担当する職員に、簡単にできるリース作りを聞きました。
部分的に替えて正月飾りにもできる

①
○準備するもの=写真①
リース台は藤やクズのつる等、飾りは松かさ、どんぐり、綿花の白と茶色のもの、唐辛子、貝細工の花、ラグラス等、☆葉の部分はヒイラギ、ローズマリー、セージ、シロタエギク等。☆他ワイヤー、リボン、接着用でグルーガン

②
○作り方
つるを好みの大きさのサークル状にしてリース台に。接着用グルーガンは、温めておきます。
松かさは根元の開いた部分にワイヤーを通し、半周以上したところで結び=写真②、リース台に間隔を空けて配置し、リース台に巻き付けます=写真③。

③
綿花はつるに、ドングリはへそに接着剤をつけ、立体感を出すため、立てるようにリース台にグルーガンで接着。残りの飾りはバランスを見て、差し込むように着けていきます=写真④。

④
ヒイラギの葉以外にも、ハーブ類は手に入りやすく、香りも良いので活用を。雪をまとったような白色を帯びたシロタエギクの葉も、肉厚で存在感があり、お薦め。最後にリボンで、ちょう結びをつくり、時計の12時の位置に着けて完成=写真⑤。

⑤
素材選びはクリスマスカラーの赤と緑を入れるのがポイント。葉以外は、大きいものから配置していくとバランスが良くなります。まんべんなく飾り付けるより、下の方に重みを持たせ、余白をつくると落ち着いた印象に。
高温になるグルーガンの取り扱い以外は子供でもできるので木の実等を拾い、材料集めから一緒に楽しめます。接着剤は木工用ボンドでも可。
○正月飾りにも変換
リースに使用する葉は枯れてしまうので、クリスマスを過ぎたら、リボンを水引に、ヒイラギを松の葉に替えたり、モチーフを加えたりするだけで、正月飾りにも。

作業支援員 蛯谷真理さん
ニーズセンター花の家施設内で、障がい者と共に花や苗の生産活動をはじめ、市役所で屋上花畑の材料を使用したリース教室の指導も。12月4~8日は花の家で草花、観葉植物10~50%オフで販売。町田市下小山田町3267の2電042・797・6004