団地再生を目指す
1960~70年代に建設された団地は老朽化と少子高齢化が進み、団地商店街は換算としているのが現状。新たな魅力やコミュニティーの創造に向け、団地の建て替えや活性化の取り組みを積極的に始めています。シッター街化が進む団地商店街の空き店舗をリノベーションする「商店街からはじまる地域活性化プロジェクト」により、人が集まる場をつくり、再生を目指す団地があります。
神奈川県住宅供給公社は、2015年から相模原市南区、相武台団地商店街グリーンラウンジ・プロジェクトに取り組んできました。東京ドーム7個分の敷地に93棟約2500戸の住宅を有する同団地内の商店街の空き店舗を活用しながら、地域を豊かで楽しくする参画者を募集しました。
第1期は、専業主婦が起業した地域密着型のカルチャーカフェひばりカフェ(電046・404・0540)が、一昨年にオープン。ドッグカフェも併設しています。ランチの人気メニューはポークカレーとナポリタンで、サラダ、コーヒー付き各850円。キッシュセット750円等も。午前9~11時のモーニングは500円。夜はビール等のアルコールも用意。
同店舗の2階は絵画やヨガ、パソコン等のカルチャースクールを行う空間です。1階では、定期的にライブイベントも開催し、4月はジャズ。
第2期は、子育て世代の団地への流入を促すため、学童保育施設のSRC児童クラブそらまめ(電046・207・6676)が4月に開設。下校時~午後6時半、施設内でリラックスして過ごせるように配慮し、おやつタイムや読書、自由時間を作ります。
小学生が対象で、会費は週3日で1万2420円、週5日で1万9440円。入会キャンペーンとして追加料金なしで、SRC体操クラブで体操レッスンを受講できます。
第3期には、子供向け食品、食育食器やカトラリー等を販売する店と、エステサロン・レンタルサロンの2店舗が登場。また、共用部の商店街前広場では、5月14日午前10時~午後4時に「欅ハワイアンフェスタ」が開かれます。地域で活動する作家やダンサーと、商店街が一体となった、イベントです。クラフト作家の作品販売や体験コーナーをはじめ、ステージではバンド演奏、フラダンスやタヒチアンダンスが行われます。クレープやパイ、唐揚げ、わらび餅等の屋台も出店します。