神社での正しい作法も紹介
日本が誇る文化の一つである着物を、普段のおしゃれとして着る人が増えています。年が明けて神社等へ出掛ける際に、着物を着こなしてみませんか。読者モデルが和装スタイルで、神社へお参りに出掛けました。
「友人との普段の外出にも着ていくことがある」という日向美由紀さんは、深い紫色に大胆な模様が浮かび上がるシックな着物を着こなします。中国の伝統的なスワトウ刺しゅうがポイント。緑色の帯留めを通した帯締めを選んだのは、町田市成瀬の、きものりさいくる着道楽(電042・706・9266)で「500円着付け教室」を担当する五十嵐さんのアドバイス。
「帯、帯締め、だて襟、小物等で印象が変わるのが着物の良いところ」とスタッフの中村さんは話します。「洋服では似合わなかった色が似合うこともあるんですよ」とも。
栗城明子さんは、薄いグレーの地に好みの古典柄があしらわれた着物。紫色のバッグが全体を引き締め、同系色のストールで華やかな印象に。
「神社のお参りや結婚式では、足袋と襟を白色にすると良い」と五十嵐さんは話します。2人の着物のように、同店には時代を問わず個性豊かな品ぞろえで、トータルコーディネートもできます。神社での立ち居振る舞いについて、町田天満宮の宮司、池田泉さんに話しを聞きました。
お参りの際は、鳥居をくぐる前に一礼を。参道の中央は神様が通る道とされているので端を歩きます。手水舎は、みそぎの簡略系と捉え、清めること。拝礼は二拝二拍手一拝で、神様に対して感謝の気持ちを持ち、自分も頑張るから見守ってほしい、という思いで祈願。鳥居を出たら最後に一礼します。「家を出た時からお参りが始まっていると思ってください」と池田さん。
厄払いは数え年で行います。年を明けてすぐに行い、節分までを目安にしましょう。昇殿参拝は午前10時~午後4時。初穂料5000円以上を、のし袋に入れて持参を。問い合わせは、町田天満宮(電042・722・2325)まで。