正月遊びといえば、童謡の「お正月」にあるように、凧揚げ、こま回し、羽根つき、まりつき等が思い浮かびます。これから迎える年末年始に、正月遊びや昔遊びを親子で楽しみたいものです。近隣の施設で、専門家から話を聞きました。
相模の大凧センター
相模原市南区新戸2268の1(電046・255・1311)
相模の大凧は、新磯(新戸、上磯部、下磯部、勝坂)地区で相模の大凧文化保存会によって受け継がれています。また、同センターでは子供向けに折り紙、ビニールで作る凧、ダイヤ凧や小さな子供が楽しめるミニ凧等の凧作りをサポート。相模原凧マイスターの会、金森武幸さんは「凧のデザインや大きさはさまざまで無限にあります」と話します。「凧揚げは重さに釣り合う風が吹いていることが必要。風が強すぎて凧がくるくると回る場合は重りやそり等を調節して」とアドバイスも。
大和市郷土民家園
大和市上草柳629の1(電046・260・5790)
地元では、昔から神奈川県を代表する民芸玩具「大山こま」が子供達に親しまれていました。接地する部分に釘を仕込んだり、芯を長いものに付け替えたりして自分流にアレンジし、こまが回る時間を競うだけでなく、ぶつけ合いをして、時には相手のこまを割ってしまうことも。こま回しのこつは「回すこまに合ったまき方で、ひもが緩まないようにまくこと」と、同園スタッフの下田等さんは話します。「昔の子供は竹や木を細工して遊び道具を作っていました」とも。
相模原市立博物館
相模原市中央区高根3の1の15(電042・750・8030)
かるた遊びは文字を覚え始めた幼児から楽しむことができます。同館の「チャレンジ体験コーナー」でブンブンゴマや折り紙、割り箸鉄砲等の昔遊びを教えている市民学芸員らが「ふるさと相模原かるた」を作成。同市内を広く知ってもらいたいと取り組み始め、現在歴史や地理、観光をテーマにした47句が出来上がりました。今後は各句について解説文や絵札を作ります。館内で同かるた紹介の展示も行っています。