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Channel: 町田・相模原版 –ショッパーWEB
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わが道を切り開く 45歳の頑張る人達

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地元に根付いたフリーペーパーとして1971年に創刊したショッパーは来年、45周年を迎えます。「四十にして惑わず」の40歳の不惑から「五十にして天命を知る」の50歳の知命までの間で、心の迷いが無くなり、自分の道を突き進むことができる年代。各分野で活躍する45歳の頑張る人達に、それぞれの人生を語ってもらいます。

整体師とテノール歌手の顔を持つ
富澤祥行さん

座間市在住。玉川大学文学部芸術学科卒業。二期会オペラ研修所第54期本科修了。普段は世田谷区で整体院を開業

座間市在住。玉川大学文学部芸術学科卒業。二期会オペラ研修所第54期本科修了。普段は世田谷区で整体院を開業


大学卒業後、一時音楽活動を休止し、整体師に。22009年東京芸術協会オペラ「魔笛」の出演で11年ぶりに舞台に戻り、以降、本格的にオペラ界で活動。「音楽を通して自分をみつめるので、学ぶことが多い」と。

「とにかく最善を尽くすことと家庭でもサービス精神を大切に」をモットーにする富澤さんは「真の人間模様を表現するにはクラシック音楽のオペラでしかできない。世界平和のために演じたい」とも。

「2つの仕事で、運動、栄養、休養を満たしたい」と話し、最近は町田イタリア歌劇団を中心に活躍。12月11日午後6時半から、町田市民フォーラムで町田イタリア歌劇団第6回公演「アンドレア・シェニエ」でシェニエ役で出演。開演するフランス革命時に「ペンで世界を変える」と言った情熱的な歌を聴いてほしいとも。チケットの問い合わせは、柴田さん(電090・1734・8116)へ

存在とエネルギーをテーマに創作
門間由佳さん

1993年に女子美術大学を卒業。2009年に現代日本美術会年間優秀作家賞を受賞。2013年はヤングアート台北に出展

1993年に女子美術大学を卒業。2009年に現代日本美術会年間優秀作家賞を受賞。2013年はヤングアート台北に出展


日本画の画材とアクリルガッシュを混ぜた混合技法が特徴。2009年に“存在とエネルギー”をテーマにしたスタイルが確立。“温かみ、癒やし、落ち着き”という制作活動が、見る側からと一致したのがその頃。

依頼で絵の一部をカスタマイズしたことをきっかけに、オーダーメード作品の直販を開始。依頼者の思いを開き、イメージを追うことで内面を引き出し、作品に写しとります。

45歳の自分は「経験を通して自分なりのものが見えてきた」と話します。「丸ごと吸収していた時期を経て、周囲の人へ分かち合えるようになってきた」とも。

「自分の感覚を大切にして毎日を生きること」が座右の銘と話す門間さん。これからは作品作りを突き詰めることに加え「自由に作品を鑑賞して感じてほしい」と、ランチや体験等のイベント付きの個展を主宰します。

自力をつけて次を見据える
門馬敬治さん

東海大学付属相模高等学校の教師で、野球部監督。8月に行われた第97回全国高等学校野球選手権大会で優勝

東海大学付属相模高等学校の教師で、野球部監督。8月に行われた第97回全国高等学校野球選手権大会で優勝


1999年に野球部監督に就任し45歳の今夏、甲子園から、同校に45年ぶりに念願の優勝旗を持ち帰りました。選手と共に凱旋した時に「地元の方の大きな声援に迎えられ、改めて感謝した」と振り返ります。9月には第70回国民体育大会高等学校野球競技硬式の部でも優勝。「うれしかったけど、そこに止まっていられない」と前を向きます。

大切にしているのは、悩み、苦しみながら自分で答えを見つけだす“自力をつける”こと。昨年亡くなった、恩師で東海大学野球部名誉総監督の原貢さんの教えでもあり、自身で実践するだけでなく、野球部の選手や社会科の教師の立場からも、生徒に伝えています。

目標は来夏の甲子園2連覇。甲子園球場から帰る時に感じた「もう2度と来られないかもしれない」という恐怖と戦いながら「地域の人に喜んでもらえるよう、選手と頑張りたい」と力強く語ります。


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